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《学術》
田口暢穗著「白詩逍遙」
Ａ５判上製カバー装／２７６頁
3,200円＋税
令和５年４月３０日初版
ISBN978-4-9910094-3-3
長年の白楽天研究の中で書かれた論考から代表的な七本を収録。白楽天の引用詩文には、花房英樹『白氏文集の批判的研究』作品表の作品番号を付し、巻末の索引も充実させました。
目次
一、白居易の「嗟髪落」詩をめぐって／二、白居易の単衣もの／三、白居易「春末初夏閑遊江郭其二」詩小考ーその訓みと解釈についてー／四、白居易「答夢得秋庭独坐見贈」詩の「虫思」という表現について／五、白楽天の詩語「黄気」について／六、講演記録「漢詩を読むということ」／七、「長恨歌」私注稿
宇野茂彦著「諸子思想史雜識」
Ａ５判上製函入り／４９６頁
12,000円＋税
令和４年１１月３０日初版
ISBN4-9910094-2-6
諸子百家の人物・思想、その概念を歴史的な推移にしたがって論じた。著者の諸子百家観が初めて系統的に示された論集。
目次
一、諸子百家思想史素描／二、上代に於ける心槪念の展開／三、上代の道槪念の擴大／四、諸子先驅／五、孔子の流離譚／六、直躬説話の成立展開とその背景／七、子貢像の變遷／八、曾子の人物像について／九、四科十哲説／十、 魏の客士登庸と孟軻／十一、呂氏春秋に於ける儒墨折衷の様相／十二、呂覽の稱謂の由來／十三、陸賈新語札記／十四、賈誼新書札記／十五、淮南子の総合とその整合管見／十六、原原／十七、黄勉齋の道統論と聖賢の祀
赤塚忠著作集 第１巻「中国古代文化史」
〈オンデマンド版〉
Ａ５判並製カバー装／５３３頁
7,000円＋税
ISBN4-9900920-1-5
目次
中国古代文化略説Ⅰ／中国古代文化略説Ⅱ／古代王朝の文化／●（魚＋系）・禹と殷代銅盤の亀・竜図象／中国古代における風の信仰と五行説／后稷と列子／出土遺文を通じて見た秦の文化／辟雍について／乙祀／商文化国際会議と婦好墓の問題／An Attempt to restore the Original State of the "Shang-ti 上帝"was worshipped in the time of the Yin 殷Dynasty／引用甲骨金文著録書略号一覧／後記
月報 「戦国時代の巻竜の一資料」林巳奈夫／「仏典訳語雑感」早島鏡正／「赤塚氏の詩経」目加田誠
赤塚忠著作集 第２巻「中国古代思想史研究」
〈オンデマンド版〉
Ａ５判並製カバー装／５８５頁
7,400円＋税
ISBN4-9900920-2-3
目次
中国倫理思想の淵源／中国哲学の母胎／中国古代思想史・孔子の思想・墨家の思想・懐疑主義・虚無主義と人間の自由・道家の思想・国家と個人の独立・（附録一孟子と荀子・附録二戦国時代の世相）／中国古代の思想家たちの「一」の探究／個人の独立についての三つの型／古代思想における人間規定の類型／中国の思想をどううけとめるか／先賢の道を求めて／『思想概論』序論／戦後中国での古典思想研究の一断面／座談会 中国思想の本質について／後記
月報 「葉適の『老子』評」内山俊彦／「思い出すこと」澤田多喜男／「書かずもがなのこと」戸川芳郎
赤塚忠著作集 第３巻「儒家思想研究」
〈オンデマンド版〉
Ａ５判並製カバー装／６６６頁
8,400円＋税
ISBN4-9900920-3-1
目次
儒教‥中国倫理の本流／儒家思想の歴史的概観／先秦儒家の目的論の展開／『易経』講話‥運命克服の道／『易経』と中国の思想／『易経』／『履霜堅氷至』の解釈‥卦・爻辞構成解明の試み／”革””鼎”卦の構成について／『書経』‥『尚書』学の変遷／朱子と『書』／士冠礼の構成および意義／孔子より孟子い至る自己観の展開について／君子重からざれば威あらず／孟子／荀子研究の二三の問題／『大学』解説／『中庸』解説／『中庸』の誠明章について／『中庸』から見た朱熹と本居宣長／中国思想の展開と陽明学／張岱年の『張横渠の哲学』と『哲学研究』／日本人の精神形成と儒教／『武内義雄全集』第三巻解説／麓保孝博士著『北宋に於ける儒学の展開』の刊行を祝って／書評加藤常賢博士著『真古文尚書集釈』
月報 「赤塚先生の思い出」石川梅次郎／「馬王堆帛書『周易』について」丸山松幸／「赤塚先生と儒者」山井湧
赤塚忠著作集 第４巻「諸子思想研究」
〈オンデマンド版〉
Ａ５判並製カバー装／６７４頁
8,400円＋税
ISBN4-9900920-4-Ｘ
目次
道家思想の本質／道家思想の歴史的概観／道家思想の原初の形態／古代の信仰体験と道家の思弁法／『老子』中における虚静説の展開／校本老子考釈／『荘子』解説／古代事実と弁証的思弁‥荘子流の思弁論理成立の問題を中心として／『荘子』中における『管子』心術篇系統の説／荘子研究雑記／天下篇所載の名弁について／『韓非子』／墨子の天志について‥墨子の思想体系の復元／『呂氏春秋』の思想史的意義／劉安／諸子百家について／道家の哲学、法家の哲学、陰陽家・雑家の哲学
月報 「赤塚さんの諸子学」金谷治／「道蔵所収の諸子」楠山春樹／「ヘーゲル・ヤスパース・老子」渡邊二郎
赤塚忠著作集 第５巻「詩経研究」
〈オンデマンド版〉
Ａ５判並製カバー装／７９５頁
10,000円＋税
ISBN4-9900920-5-8
目次
中国古代歌謡の発生と展開／中国古代詩歌の発生とその展開／古代における歌舞の詩の系譜／詩と音楽の世界／諷誦文学の展開／西周の歌舞の一形態／「頌」の文学的伝統について／皇皇者華篇と采薇篇‥中国古代の劇詩に関する試論／大雅文王篇・思斉篇の製作年代について／魯頌の構成について／かささぎのわたせる橋‥振鷺の舞と烏の「興」／『詩経』の興味／季節の色／狼跋と獅子舞／漢土から飛来した鷺の舞／「若草の」という枕詞と八千矛神の妻覓ぎの歌問答／正雅から変雅へ‥自己意識の展開を中心として／『詩』国風篇の成立／書評松本雅明『詩経諸篇の成立に関する研究』（英文）／詩経篇名索引
月報 「赤塚先生を憶う‥「中国文学の会」のころ」竹田 晃／「『詩経』への関心」土橋 寛／『赤塚博士の詩経学」村山吉廣
赤塚忠著作集 第６巻「楚辞研究」
〈オンデマンド版〉
Ａ５判並製カバー装／４６９頁
6,000円＋税
ISBN4-9900920-6-6
目次
哲学と文学との関係‥「離騒」を中心として／悲劇「離騒」の意味するもの／「離騒」の様式について／神々のあそび‥『楚辞』九歌の構成とその文学史上の位置／歴史と文学‥『楚辞』天問篇の文学史的意義／『楚辞』天問篇の新解釈／『楚辞』九歌の研究‥抒情から劇曲へ／後記
月報 「赤塚さんと『楚辞』天問篇」伊藤正文／「故赤塚教授を偲びつつ」小尾郊一／「神戸時代の赤塚先生を偲んで」直野 徳
赤塚忠著作集 第７巻「甲骨・金文研究」
〈オンデマンド版〉
Ａ５判並製カバー装／９５８頁
12,800円＋税
ISBN4-9900920-7-4
目次
中国古代の文学／漢字入門／漢字の生い立ち／甲骨文字干支／武丁の征伐／甲骨・金文学の主要問題／西周金文考釈／西周初期金文考釈／「大豊●」その他計九器の釈文・解説／近年出土周金文考釈／中山国諸器銘文の考釈／石鼓文の新研究／陳夢家氏『殷墟卜辞綜述』によせて／書評貝塚茂樹氏著『京都大学人文科学研究所蔵甲骨文字』／書評藤堂明保博士『漢字の語源研究』／鳥邦男博士編『殷墟卜辞綜類』の完成を讃える／著作論文目録・略年譜／引用甲骨金文著録書略号一覧／後記／あとがき／第一巻・第七巻所収金文器別索引
月報 「赤塚さんの思い出」伊藤道治／「かわたれおきのだんまり」西崎定生／「赤塚先生とのこと」松丸道雄
山下龍二著「陽明学の終焉」
Ａ５判上製函入り／４１２頁
9000円＋税
平成３年３月３０日初版
目次
明代思想研究史／羅欽順と気の哲学／陽明学の終焉／李贄（卓吾）の歴史論・李卓吾の政治思想・「蔵書の」の構成・一治一乱の循環史観・大臣の評価・名臣の評価・智謀と節義・朱子学道統論批判・義理の弁批判・正心誠意と治国平天下・詞学・史学・経学・将軍への憧憬・理想の隠者／むすび／あとがき
山下龍二著「朱子学と反朱子学」
Ａ５判上製函入り／３６４頁
8000円＋税
平成３年５月３０日初版
目次
儒教（儒教の宗教的性格・「心」の哲学）／宋学（朱子学の性格・朱子の陸象山・陸象山と朱子・王陽明）／日本陽明学（中国思想と中江藤樹・中江藤樹の漢詩・大塩平八郎と明末思想）／徂徠学（荻生徂徠の論語解釈）／本居宣長の儒教観／朱子・徂徠の管仲論／荻生徂徠の経書観／あとがき
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